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スポーツタイプの高級外車を乗り回し、エロいおねーちゃんを連れて歩き、まるでTシャツを変えるように女を変え作風も変え、情熱大陸系のTV番組でイっちゃった目をしながら「…アートとは恐らくオレにとっての空気?かな。」ってな感じにキテる感じのアーチストに憧れています。とりあえずは、何をすればいいんでしょうか?
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エロとアートの関係性について(その4)


今日の通勤電車。僕は座席に座って本を読んでいた。車内が混んできて目の前にとても美人でお洒落な女の子が立った。僕の目の前数十センチのところに彼女の手がありドキドキ。僕は本を読むフリしながら、アクセサーと手首とマニキュアと細い指の組み合わせが絶妙でとても美しいなあと見とれてしまった。


そしてハッと思った。
突然、僕の中でのフェチに対する考えがまとまった気がした。


美人でお洒落な女の子のパーツだからドキドキするのではないだろうか。


村上龍の『長崎オランダ村』という小説で「フェスティバルに参加しているアフリカ人達はみな裸足だから興奮するんじゃない?」という問いに対して「足フェチの事を全くわかってない奴はこれだから困る。足は媒体であって重要なのはギャップであり付随する物語だよ。」と足フェチの主人公が反論するというくだりがあったのを思い出した。


フェチは身体の部品や衣服等の付属物にテンションが上がってしまうヒトたちのことだけど。かならずしもパーツそのものに対する倒錯ではなく、あくまでも美しい本体に付属する美しい物に対しての性愛なのではないだろうか。


好きな女子のリコーダーブラ紐だから興奮するのであって、好きじゃない女子のスクール水着が落ちていてもそんなにテンションが上がらない。どれだけ綺麗な手をしているといっても手タレの事を好きになったりしない。(まあホンモノのヒトは別なのかもしれないけど。)


これは自分の作品に対してのいいヒントになる気がした。
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アートディレクター(と呼ばれる職業の中での底辺)
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